現在モーニングで連載されているらしい米田達郎先生の「リーチマン」という漫画がある。
ちょっと前に1巻を書店で見かけて、1話だけの小さい冊子があったから立ち読みしてみたらものすごく面白かった。一瞬で引き込まれたもののなんでか直感で「2巻が出たら買おう」と思ってスルーした。
で、今日。
本屋で漫画の新刊の一覧を見てたら2巻があった。
思わずマスクの下で「うおっ」って言っちゃうぐらい驚いてそのまま手にとって買って帰った。
家に帰ってワクワクしながら読んだ。
あっという間に読み終わって、
漫画でここまで興奮したのはものすごい久しぶりな気がした。
まだ2巻なのでサクッと追いつけるのでぜひおすすめ。
ま、そこは前置きでここからが本題。
これ作品が2巻出るとこまでこぎつけたから買えたわけだよね。
最初に「らしい」って書いたのも、モーニングは雑誌で読んでないからなんだよね。
よくジャンプなんかで「これは打ち切りコースだろ……」とか思うことってよくあったけど
打ち切りになったら読めないわけじゃん。いや当たり前の話だけどね。
ただ、連載打ち切りになる基準っていうのがジャンプなら読者アンケート(なんだっけ?)
だとしたら、それって少年漫画というか男性向けには厳しいよなーと思う。
だって少なくとも俺は毎週ハガキ出すとかやんないよ。
それでも「俺はこの作品をおもしれーと思うぞ」っていうのを出版社に表明しなければ
作品の連載が継続されないっていうのは大事だけどめんどくさいシステムだなーと思う。
あと今回みたいに1巻を見つけた時に買うとするじゃん。
でもそん時に買っても2巻が出るかはわからない。
ミュージシャンなら矢沢永吉のライブとグッズみたいな感じで
作品を定期的に出してない状況でも収入を得たり支持を得たりできるわけだよね。
じゃあ漫画家はどうなのかというと
連載で読む派と単行本で読む派とがいて、単行本は4ヶ月ぐらい間が空くわけじゃん。
仮に連載より単行本で読む方が圧倒的に多い作品があった時に
2巻が出て3ヶ月目ぐらいの時にアンケートの順位が良くなかったら
単行本派って支持する事ができないまま気がついたら打ち切りになっちゃうわけじゃん。
俺の今回の場合もリーチマンの1巻は9月に出てたのを11月頃に見つけて、
2巻は12月末に出てたのを見つけて今日買ったのね。
なんかこういうタイミングで見つけた人が出版社に対してうまく表明する方法ってないのかなー。
公式サイトでニコニコの動画広告みたいに作品ごとにページを用意して
課金をできるようにするとかできないもんかなー。
結局雑誌を買って連載を読んでも作者にいくら入るのか謎だし
印税とかも出してから入るまで結構間空くらしいし
そういう形でお金を出せる人が出せるようになる仕組みがうまいことできないもんかと
クラウドファンディングなんかを見ていて歯痒く思った。
ともあれ今の俺にできることは1冊でも多く売れるように願うことぐらいしか今は無いかも。
- 作者: 米田達郎
- 出版社/メーカー: 講談社
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