「読書感想文」と「文を書くこと」について

こんな文章を読んだ。

菅俊一 「まなざし」 第10回「読書感想文の恐怖」 -DOTPLACE http://dotplace.jp/archives/9657


読書感想文は昔からとても苦手だ。
小学生の頃に一度、とうとう逃げ切るまで書かなかった事があるぐらい苦手だ。
でも読書感想文が宿題として出される前から
絵本とか児童書とか「本を読むこと」自体はずっと好きだった。

本を読むのは好きなのにそれを文章にしろと言われると全く書けない。
そこらへんから自分の中で「文章を書くのは苦手だ」っていう意識が芽生えて
それ以来何回も
「いやー文章書くの苦手で」とか言ったり書いたりしてるし
今も書評とか書ける人はすごいと思う。


でも、ネットで日記みたいなのを書いたり
今のこのブログみたいに思いついた事をてきとーに
書き残しておいたりすることはずーーーーーーっとやってる。
もちろん場所が変わったりログが消えたり長さが変わったりしながら。

「食事」といって一汁三菜のワンセットの事もウィダーインゼリーの事も指すように、
「別に文字が連なっていれば『文章』でいいじゃん」
みたいな開き直りができてからは文章を書く事がさほど苦にならなくなった気がする。

これは「読書」も同じ。
ラノベだろうが漫画だろうが読んでるならそれでいいじゃん」みたいな。
自分の中で楽しいかどうかとか得意かどうかを
いちいち他の何かと比べることは無いと思う。


ただ、当然向き不向きというか、
「TPOを弁えた文章のスタイル」というのは確かに何種類かあるので、
人に「文章書くの得意?」って聞かれたら
「(かたっくるしくて難解な事を書くような形式の)文章を書くのは俺は苦手だねー」
って答えることが多い。



これとかほとんど口語の文章だしな。

だから
「狙ったような文体の文章を書けない」のと
「文章を書くのが苦手」は
ごっちゃにしない方がいいと思うし、
素晴らしい文章かどうかは読んだ人が後から決めればいいんじゃん。

まずはてきとーに喋り言葉でもポエムでもいいから
思った事を文字にしてみることから
やってみればいいんじゃないかなと思った。