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青崎有吾の「体育館の殺人」読んだ

感想

 

体育館の殺人 (創元推理文庫)

体育館の殺人 (創元推理文庫)

 

 青崎有吾の「体育館の殺人」をようやく読んだ。

探偵役にあたる裏染天馬の「めちゃくちゃ頭がいい高校生である」っていう設定が、

わりといい感じに表現されていて良かった。

一般的にミステリーにおける探偵や天才役というのは、

ワトソンやその周囲にいる一般人とは「思考の飛距離や方向の違い」によって

「頭の良さ」を現していく事が多い。

今回のこのシリーズの天馬は「回転数がひたすら高い」タイプの探偵で、

「えっ 普通そんなこと知らなくない?」といった推理が無く、

一般常識、それも高校生レベルでとにかく観察して考えまくればできなくはない推理なポイントが

とても面白かった。

 

唯一気になったのは「裏染天馬が引きこもりのアニメ漫画オタクである」っていう設定が

本編といまいち関係無さそうだったんだけど、もしかして

「世間とあまり関わろうとしない(引きこもり)」と

「一般常識外の事については博識なわけではない(物理や化学などに極端に特化してない)」

っていう2つの特徴を両立させようとした結果

「引きこもってアニメを見てる」っていう設定になったんだろうか。

 

次の巻も読む。