シンデレラガールズ 7th comical pops 千葉幕張1日目2日目

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Comical Pops! 2日間ともLVで見てきた。

いやー面白かった。
6thライブは「届く」「伝わる」って感じだったけど7thは今のところ「面白い」って感じ。

今まで見れなかったものをたくさん見れた気がする。

comical popsの2日間のMVPは立花日菜さん(久川凪)といきたいとこだけど
鈴木絵理さん(堀裕子)な気がする。

「Vast world」といい「comic cosmic」といい「サイキック!ぱーりーないと☆」といい、
ユッコ自体がそもそもシンデレラの中でもコミカル中のコミカルなキャラクターなのと
鈴木さん本人との相性もどんぴしゃでライブのテーマ設定とキャラクターと中の人のタイプ一致で1.5倍って感じでめちゃめちゃ良かった。
鈴木さんの演技やパフォーマンスを見るのは楽しいのでいつもライブの開催が決定された時に出るかどうか地味に楽しみにしてる人の1人だったりする。

「comic cosmic」はイベントで2、3回やってたらものすごい好きになった曲で
特にインストの金管系とベースの音がめちゃくちゃ好き。
この公演のための書き下ろしだそうなのでたぶん7thではもうやらないだろうけど
歌詞的にも今回だけの曲に収めちゃうのがもったいないぐらい良いので vast worldみたいにまたやってほしい。
そして配信が早くされてほしい。

新人組での「OrangeSapphire」はまさに「comic cosmic」の歌詞の「引っ張ってください」
を新人組に体験させたかったんだろうなーと思った。
コールで神輿に乗っかって引っ張り上げられるみたいな感じ。

桜咲千依さん(白坂小梅)の開幕の一言挨拶の「大型ライブ初日皆勤賞~」でちょっと笑った。(いつもありがとうございます)

中島由貴さん(乙倉悠貴)は自分がカメラに確実に止めで抜かれるであろう瞬間を
確認した上で意図的に仕留めにかかってくるからほんとすごいわあの人……
あと毎回思うけどダンスが指先まできれいでありつつもぴょんぴょん動くのが乙倉みを感じる。

セクシーギャルズの「Gossip Club」は最初イントロが流れた時に
「これ何の曲だ?カバー?」ってなってから3人とタイトルが映った瞬間の
LV会場の盛り上がりといったらまあすごかった。
曲とカメラのスイッチングもどんぴしゃで良かったな。
ちょっとYPTに近い感じのシンセだったような気がする。
直前にTRUE COLORSのコミュを全部開放して読んでたこともあってか
よくわからないけどようやくセクシーギャルズに曲が来たのがすごい嬉しくて半泣きで見てた。

下地紫野さん(中野有香)の「ヒカリ→シンコキュウ→ミライ」はめちゃくちゃ良かった。
フリとか歌ってない時の顔つきとかそういうのが「恋色エナジー」の時より柔らかくなってて一段階ランクアップしてた。
もともと中野有香の「2曲目」としての完成度がめちゃくちゃ高いのもあって、
今回の公演の中でも上から数えた方が早いぐらい楽しみだった。
下地さんがMCでコメントで「有香のソロデビューが発表された(3rd)幕張でこの曲を歌えたのが感慨深い(意訳)」って言ってて、
確かにソロ発表から1曲目→KMMD→2曲目→comic cosmicとずっと進化していってるのが見ていて楽しい。
メロウイエローの「Yellow Yellow Happy」も楽しみだな。

天野聡美さん(白菊ほたる)の「谷の底で咲く花は」はなんかすごいもの見た気がする。
途中で天野さんの目が潤んでるのが見えて「大丈夫か?」ラスサビ前に座り込んだ時は
SSR 手折られぬ花」の再現かとも思ったけど どこまでがマジでどこからが演出なのかよくわからなくなってただただ事の顛末を見守ってしまっていた。
今後が楽しみ。

恐らく今回の公演最大の目玉の「O-Ku-Ri-Mo-NoSunday!」はまあ~~~~すごかった。
立花日菜さん(久川凪)も長江里加さん(久川颯)もパフォーマンスがめちゃ良い。
もちろんものすごい緊張してるであろうし全身がこわばってる感じがちょっとだけ見えるんだけどでもそれぐらいで、
ラップパートも完璧だしボーカルと並列の部分もちゃんとできてるし
2人から「あ!そう!それそれ!」っていうのをバンバンやられてたまらなかった。
あと立花さんの凪的なポーカーフェイスからのたまにニコッって笑うのがすげー良い。癖になる感じがある。
リアルしんげきでのコントといい初日ラストの「お願いシンデレラ」の冒頭でいきなりコールを止めて今日の感想を喋りだしたのといい久川凪まじ久川凪って感じで公演が凪ナイズされてた。

2日目の城ヶ崎&久川ダブル姉妹の「TOKIMEKI→DOKIDOKIメドレー」もよくぞ思いついたなこれって感じで
もともとどっちの曲も好きなのもあってすごい楽しかった。

2日連続の「LOVE & PEACH」→「無重力シャトル」で思い知らされたけど ゆずはJ-POPの最前線で20年もやってきたのはやっぱり伊達じゃない。すごい。
有名どころの曲はリアルタイムで聴いてはいたけどいざゆずの曲とかゆずが作曲した曲を歌われるのを見ると
他のシンデレラの曲と比べて「これJ-POPだわ」って感じるぐらい「ちゃんとしたJ-POP」って感じがすごい新鮮だった。
メロディとか歌詞の言葉選びもあるんだろうけどわりと明確に何かが違ってた。
あとコールというより被せを前提にした作りになってるっぽいからすごい詰まってる感じがする。
セトリ上、この手前で新人組を見てから最後に初期組中心での2曲で、結構難しい曲のはずなのに
わりといつも通りワイワイやってる初期組の頼もしさは何なんだろうな……努力の賜物なんだろうけど……と思いながら見てた。

6thでのブロック間のキャラトークが無くなってリアルしんげきになったのは良かった。
そこまで長くないからテンポもいいしほどよく休めていい感じだった。
久川姉妹の自己紹介の回が一番笑ったけど渋谷凛・関裕美・姫川友紀の回で野球の助っ人候補に未央・拓海と並んで木場真奈美の名前が出た時に会場がちょっと湧いてたのは笑った。
あとはセットリストを踏まえて内容を選ぶとかはちょっとしてほしかったかな。
6thでは「中の人」としてのコメントが一切聞けなかったのがやっぱり少しさびしいものがあったので
終演前にその公演でラストの人と初披露とかの曲だけにMCを絞って聞くようになったのもすごい良かったと思う。

ボスのようにNGsの中で1人今回の公演に出演していた福原さんだったけど、
開催前はCoど真ん中の「渋谷凛」と「ポップさ」はどう繋がるのか、
「comical pops」というセットリストの中で渋谷凛をどう扱うのか、
がすごく気になっていた。
デレアニの凸レーション回でのきらりの衣装をやけくそで着るみたいなギャグっぽい雰囲気に落とし込むのかなーと思ってたら
「君への詩」のイントロが流れた時にバチーンと「あ、これ『花』が軸になってんのか」と頭の中で2つが繋がった。
確かサビの「新しく咲く場所を探しに 冒険を始めた」のパートが福原さんに振られてて、
この思いつきはそこそこいい線いってるのではとちょっとだけ思ってる。

振り返ってみると「君への詩」「Blooming Days」「明日また会えるよね」「LOVE & PEACH」とCuの曲がほとんどでソロはおろかCoの曲は1個も無かったけど
そのあたりを念頭に置いてパフォーマンスを見てると自分の中で納得感と「おっ、そうなるのか」みたいな発見があってなかなか面白かった。
「サマカニ」の時のちょっと戸惑い気味→ノリノリ って演じ分けてるのも面白かったけど。

2日間を通して福原さんが属性ごとに「くっきり演じ分ける」というよりはグラデーションの中で「今はこのへん」って移動させる感じの演じ方をされてたような気がしてこの人すごいな~と思った。

あと最後の挨拶で福原さん自身はセンターステージにいたのに
サイドステージどっちにも走って挨拶しに周ってから退場していったのを 「おぉ……」と思いながら拍手しつつ眺めてた。

今回の7thライブ、トータルで言うと公演ごとのテーマを設定することで「個性の拡張」や「別角度から個性を照らし直す」に原点回帰したっぽさが面白くてよかった。

次は名古屋のFunkyDancing。
とはいえ選曲が言うほどテーマに拘ってないっぽいので
余計に何やるかわからないのが楽しみ。