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https://non117.com/entry/2023/04/02/120816

non117 氏の記事を読んでいたところ、いわば「ミッション」とか「企業理念」には
「優先順位」が重要なのでは、という話があった。

でも、ただ価値観を示されただけでは現実の問題に立ち向かえない。仕事では「金儲けとユーザー体験と技術的挑戦のうち、どれが優先なんですか?」「トレードオフが見つかったんですが、何を優先するんですか?」みたいな問題がよく出てくる。これらの問題を解決するのはどの価値観が大事であるかではなく、どの価値観がどの価値観に勝てるのか?という優先順位である。思想は、価値観と価値観の関係として示されて初めて役に立つものになる。

この話に関連して糸井重里がほぼ日の企業理念と行動指針を決めた時に
優先「順位」で3つつけていて、内容はともかく優先順位をつけてるのはとても良いと思ったのを思い出した。
https://www.hobonichi.co.jp/company/philosophy.html

行動指針
会社も人(=法人)であり、
ほぼ日が法人としてどうありたいかを表したことばです。
やさしく、つよく、おもしろく。
ほぼ日は、この言葉の順番もたいせつにしています。
まず「やさしく」が、おおもとの前提にあり、
「やさしく」を実現する力が「つよく」です。
その上に、新しい価値となる「おもしろく」を
どれだけ生み出せるかが、ほぼ日の特長です。

具体的にどこで見たのか忘れてしまったけど確かこれについて話している映像があって
「お互いに全員顔が見えるぐらいの人数しかいないなら共有できる 『自分たちの雰囲気』とか 『自分たちが大事にするもの』って後から入ってきた人には伝わりにくいから、
そういうのを伝えるために社是とか経営理念みたいなものはあると思う。」
みたいな話をしていてそれは良いことだなと思ったのを今も覚えている。

というのを思い出したので書いてみた。