花と嘘とマコト

あさの先生の「花と嘘とマコト」を読んだ。
チャンピオンのwebで連載してて単行本が出た。

http://tap.akitashoten.co.jp/comics/hanato



あさの先生の漫画は臨場感があるんじゃなくて
誰かから聞いてるような
なぜか何かが明言されないまま話が進むような感覚がある。


前作の「麻宮さんの妹」もそうだったんだけど、
「基本的で重要な設定の詳細」
が伏せられたまま大きな歯車が動いていくように
ゆっくり話が進んで気がつくと話が終わっている
っていう印象がある。

あとは「衰えていくこと」に何か考えがあるのかもしれない。
それは老化もそうだし、経済もそうだし、
撤退戦を強いられてる中でどう生きていくか
みたいなものを強く感じる。


何かを完全に解き明かしてある方が
すっきりして終わるから好きなことが多いけど、
たまにこういうのも読むと面白い。