あさの先生の「花と嘘とマコト」を読んだ。
チャンピオンのwebで連載してて単行本が出た。
http://tap.akitashoten.co.jp/comics/hanato
あさの先生の漫画は臨場感があるんじゃなくて
誰かから聞いてるような
なぜか何かが明言されないまま話が進むような感覚がある。
前作の「麻宮さんの妹」もそうだったんだけど、
「基本的で重要な設定の詳細」
が伏せられたまま大きな歯車が動いていくように
ゆっくり話が進んで気がつくと話が終わっている
っていう印象がある。
あとは「衰えていくこと」に何か考えがあるのかもしれない。
それは老化もそうだし、経済もそうだし、
撤退戦を強いられてる中でどう生きていくか
みたいなものを強く感じる。
何かを完全に解き明かしてある方が
すっきりして終わるから好きなことが多いけど、
たまにこういうのも読むと面白い。

- 作者: あさの
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2015/02/06
- メディア: コミック
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