教わる側のレベル

「知らないこと(認識できないこと)をどうやって気をつけるのか」
っていうことを延々と考えてたけど
「わかってる人が教える」以外にクリアする方法が思いつかない。



知ってる事なら自分から意識的にできるから、
「1を見て、2を見て、3を見て、4を見て」
ってチェックしていけばいいんだけど
ここで必要なのに知らない事があったりすると
「1を見て、2を見て、(Aを見て、)3を見て、(Bを見て、)4を見て」
っていう具合に何かしらを抜かしてしまってミスになる。


「知ってる事(=1234)」はクリアできてても
「知らない事(=AB)」はクリアできてないから
トータルで見るとわりとやばいことになったりする。


さらに言えば
「知ってる事(1234)」の中にもレベルの差があったりして
「やったけどできてない」事が出てくる。

もちろん
「あ、なんかよく見たらAできてたわ」
「やるじゃん」
ってこともあるんだけどそれはラッキーってことで。



自分が教える側の時はいつも
全体の流れと概要を教えて、
そこから段階ごとにそこそこ詳しく教えて
実践→振り返り→修正
みたいにやってるんだけど、

教えられる側の時は
「何をわかってないかもわかってない」状態なので、
質問を投げられない状態をひっくり返して
クリアしていこうと思っても
かなーーーーり難しい。
(教え方を指定して「こう教えてくれ」って頼むぐらい?)


あと自分の場合はここの時の要領がよくないので
本当に手際が悪い上にやたら時間がかかって
「わからんけどただただもがくしかない」というのが
精神衛生上よくない。


リーダー的な立場になってリーダーシップとかを会得した人が
支える側にまわるとうまいこといくっていうケースはよく見かけるし

教える側のコーチングとかの方法論はたくさんあるけど、
精神論以外で教わる技術みたいなのはそんなに見かけたことはないな。



というところで今の考えは止まってる。

銀座の伊東屋

先日、銀座のgggギャラリーでやってた展示を見に行ってて、
そのついでに新しくなった伊東屋を見に行った。

gggギャラリーが日曜休みだから
しんどくても土曜に結構頑張って行かないと
見に行けないんだよね……


リニューアルした伊東屋は記憶にある感じより
かなり小綺麗な感じになってて、
フロアも木の床だしとりあえずリニューアルしたてな感じだった。
あと入り口のドアがすごい。



お客さんは結構高年齢な方に偏ってたけど
男女比は1:1ぐらいだったかな……?


7階の紙のフロアが一番面白くて、
色見本と紙見本が壁一面に並んで触れるようになってるのと、


IMG_2955_2

相談カウンターみたいなとこで
紙の相談とかできるっぽい。


見てて全体的に不思議と感じたのは、
あそこでとにかく売上を上げる、
っていう風にはあまり見えなかったとこだ。

商品点数はそんなに言うほどは無いし、
実際のところ売ってる物は別の文具店でも東急ハンズでも
コンビニでもあったりするような物が結構あるし
何ならamazonとかアスクルで買えば安かったりする。


それじゃあ何しにわざわざ銀座くんだりまで行って
伊東屋に行くのかって
観光スポットっぽく作ってあそこでキャッキャ言ってもらって
伊東屋そのもののファンになってもらいたいのかな……?

そしたら他の店舗全体でも来て貰えるようになるとかそういう話だったりするのかなー

とか思った。

きれいな写真を見て思ったこと

先日、渋谷に用があったついでに
ヒカリエでやってた写真展を見に行った。

どういう人が撮ったのかよくわからないままてきとーに見た。
星空だったり夜景だったり風景だったりどれもすごかったんだけど、
いまいちピンとくる感じはなかった。
(ポストカードで1枚買うならどれにするかっていう気持ちで見てた)


「画質もすごいしきれいなんだけど、
いまいちピンと来ない」ってなんだろうなと
考えていた。


どこかでプロの写真家が
「デジカメとか携帯のカメラの機能が上がって
プロは大変じゃないですか?」
という質問に
「そうでもない」
と答えたやりとりがあったらしい。


写真の機能が上がってプロと(ほぼ)同じ土俵に立ったことで、
「その中に何をどう入れているのか」
の差が如実に現れていた気がする。



俺は撮る側ではコンデジでてきとーにスナップ写真を撮るぐらいで
見る側ではまだ好きな写真家の名前が出るほどは写真に見たことないんだけど、
それもそのうち見つかるのかもしれない。


一眼は使うと楽しいし欲しいように撮りやすいのがいいから欲しいけど
持ち歩くのがすごくあれなので
今のCanonのS100からG7Xに乗り換えるか迷ってる。

skype 画像の保存先 の件 ver7ぐらい

windows7 64bitでskype ver7.4ぐらいを使用。

結論から書くとここらへん↓

C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\Skype\[アカウント名]\media_messaging\media_cache


skypeのバージョンを上げたらスキンとか画像の送信とか色々変わった。
保存先を選んで毎度「ファイルを保存」みたいにするんじゃなくて、
サムネが自動で表示されてクリックすると
自動で画像ビューアが立ち上がって
手間が少なくサクッと見れる感じ。


まずチャット欄の方で枠と矢印が表示されたら矢印をクリック。
クリックするとダウンロードが開始される。

枠がサムネイルになったらクリックすると画像が見れる。
ここまではいい。
問題はこの画像がどこにいったのかという話。


で、もしかするとファイル名どころか拡張子まで
変えられてる可能性があるので
めんどいけどfirestorageみたいなのを使うか
zipにして送るのがいいかもしれない。
今のところ画像だけこういう感じ。


そもそもなんでこれが判明したかっていうと
pngを送ってもらったのに
なぜかjpgになってたりしてたもんだから
画像ビューアの方でエラーが出て、
そこで初めてようやく保存先のパスがわかった。

skypeはたびたびアプデがあるけど
毎度使いにくくなってて、
もう何年使ってるかわかんないけど
どうにかなんないもんかなーといったところ。

SHIROBAKO見た。

SHIROBAKOをようやく見終わった。
感想をいくつかバラバラ書いておく。

あと興津さん is 美しい。



杉江さんの「ロートルが経験を生かして逆境から無双する」展開、
わかってても滾るものがある。
(見終わってから知ったけど杉江さんのモデルになった人もめちゃめちゃすごかったらしい)


23話のずかちゃんの
「今、私、夢に一歩近づきました」は
宮森と同じように泣いた。
みどりは13話の時からこのセリフを言ってて、
きっと最終話の脚本に採用されたのも
あのセリフだったんだと思う。


2クール目は「夢」とか「目標」ってフレーズが
よく出てきてて、20話でも
「なんでアニメ作るの?」っていう問いかけに
対して色んなキャラが色んなスタンスから答えてたのが面白かった。

みどりのようなようやくスタートラインに立った人、
宮森のように始まったけどわからない人、
平岡のように一度夢から醒めた人、
中堅陣のようなそれぞれの経過と共に理由ができた人。




19話がすごいエモい。
昔の武蔵野動画の情熱溢れる感じもそうだし、
最後の大倉さんのセリフもだし。
監督も大倉さんも共通して
『ただがむしゃらにひたすら前に進み続けてた。気が付くとこの年になってた』と言っていたのがとても印象的だった。



ムサニは
ベテラン→中堅→若手の教育体制が整ってるのがでかいな〜
特に原画陣の
杉江→ゴスロリ→井口→絵麻
ってできてるのはものすごく大きいと思う。

平岡にも顕著に現れてるんだけど、
本人のやる気素質能力その他もろもろは
環境次第で一気に腐らせることが可能だから、
選べる範囲では環境は本当に選んだ方がいい。

そして平岡はあの最終話の後に
本来の平岡に少し戻るんだと思う。


げんしけん荻上の話にも近い。



設備が整ってるのとかはもちろん、
「良い師(orパートナー)がいる」っていうのは
本人の努力ではどうにもできない範疇の条件なので、
それを得ることができた人っていうのは
ものすごくラッキーなんだと思う。

5人の中だとそれを得た絵麻、宮森、みどりのように、
1人でなら同じ場所に辿り着くまでに
とても時間がかかるところを、
一気に駆け上がれる可能性が格段に上がる。




あと進行とか管理的な立ち位置の人(宮森)って、
「無事に終わらせる」のがようやく60点ぐらいの扱いなのと、
実際のところは現場の人が手を動かしてるわけで、
企画とかして+になる事しないと
「私がこれやりました」っていうのが無くて
先でだいぶ辛いことになる。

(アニメ業界の場合はクレジットに載るから同じ業界内では
どんどん名が知れていくのかも)


成果に重きを置くようになると、
「マイナスをゼロに戻す」作業は評価されないから
やらないようになってくしなかなかあれな感じ。



まだ色々思うとこがあるけどひとまず。



※おまけ
変な話、御本人の再現めちゃめちゃ笑った

ちょっと前にとんかつ屋で
「このソースの作り方はわかりますか?」
と聞かれて、前にも行ったことある店だったので俺は
「わかりますよー」
と答えると店員が
「いつもご利用ありがとうございます」
と返してきたので最初は何のことかと思った。

言われてちょっとしてから
「ソースの作り方が特殊」

「それを知ってる」

複数回目の来店である」
ってことからこの返しを
マニュアルの方で指定しているんだなというのを理解した。

こういう
話す言葉の前に
「(ということは)」が入るようなやりとりができると
話がトントン進んだりしてとても楽なのだけれども、
この現象に名前があるといいなと思った。

そうすると
「あぁあの人は○○な話ができる人だよね」
って言えるから伝わりやすくて便利なんだよなあ。


そういえば小説とかもこういうやりとりの感じだよなあ。

結局は何事もトライアンドエラーを繰り返しまくるしかない。

昼飯を作ってる時に
1日3食で3回しか料理するチャンスない中で
うまい人ってどうやってるんだろう?

とか思ったんだけど、
飲食店で働いてるんだったら人の分まで山ほど作ってるわけだし
一緒にしたらだめだなというのをぼんやり思った。

花とアリス殺人事件」が放映された時にtwitter
うろ覚えなんだけど

「前作当時から歳を取ってしまった主演2人を
ロトスコープを使うことで完全に保存したまま再現した」
みたいなpostを見かけた。
その時はわりと単体で「あ、そういう目的にも使えるのか」
と思ったのだけれども、
今日ふいに
ロトスコープ人工知能とボカロを使えば
そのうちタモリを再現して
無限テレフォンショッキングができるな」

というのを思った。

もちろんイグアナのマネとかはちょっと難しそうだけど……

シンデレラガールズの総選挙後のやつとかのユニット曲とか全然聴いてなかったので聴いたり
他にも色々聞き落としてたやつなんかを聴いてて改めて気づいたんだけど、
765の曲は基本的に「いわゆるアイドル曲」っぽい感じから始まってて
ファミソン8bitとかみたいに風変わりなのはゲーム中ではなく
「こういう企画です」って名目で出されてる。
(ちょっとここらへんは765の方も知らない企画とか山ほどあるのであやふや)


でもシンデレラガールズの方は
最初のキャラ登場の時点で極端な特徴を振っておくことで、
前置きをつけなくても
「そのキャラっぽい曲」として
V系(神埼蘭子)とか
メタル(星輝子)とか
EDMっぽいの(速水奏)とかを
何の違和感も無くポンって出せるのがすごい。


で、そういうキャラがいればそこからユニットを組ませてもいいし
他のキャラにカバーさせてもいいし。
(BD1巻初回特典で凛が卯月の曲をカバーしてるみたいに)

「プロジェクトアイマス」全体として見れば結果的に
「出せる曲の幅が自然と広がってる」
っていう副作用が起きてるので
シンデレラガールズの企画全体の狙いって
そういうことなのかな〜〜というのを思った。


ちなみにミリオンライブの方はまだ全然知らないのでわからん。

花と嘘とマコト

あさの先生の「花と嘘とマコト」を読んだ。
チャンピオンのwebで連載してて単行本が出た。

http://tap.akitashoten.co.jp/comics/hanato



あさの先生の漫画は臨場感があるんじゃなくて
誰かから聞いてるような
なぜか何かが明言されないまま話が進むような感覚がある。


前作の「麻宮さんの妹」もそうだったんだけど、
「基本的で重要な設定の詳細」
が伏せられたまま大きな歯車が動いていくように
ゆっくり話が進んで気がつくと話が終わっている
っていう印象がある。

あとは「衰えていくこと」に何か考えがあるのかもしれない。
それは老化もそうだし、経済もそうだし、
撤退戦を強いられてる中でどう生きていくか
みたいなものを強く感じる。


何かを完全に解き明かしてある方が
すっきりして終わるから好きなことが多いけど、
たまにこういうのも読むと面白い。